五行の生剋と身強身弱:用神はどう決まるか
五行は四柱推命の骨格です。八文字それぞれに五行が付き、二つの文字の間には相生と相剋の二種類の関係しかありません。
相生と相剋
相生:木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生じる。輪になって閉じています。
相剋:木は土を剋し、土は水を剋し、水は火を剋し、火は金を剋し、金は木を剋す。これも輪で、一つ飛ばしになっているだけです。
天干の五行は甲乙が木、丙丁が火、戊己が土、庚辛が金、壬癸が水。地支は寅卯が木、巳午が火、辰戌丑未が土、申酉が金、亥子が水です。
この二つの輪がすべてで、例外はありません。コードの上では剰余の足し算二つ —— 生は「プラス 1」、剋は「プラス 2」です。
月支がいちばん重い
八文字の重みは同じではありません。月支が最も重い。季節を表すからです。冬生まれの水と夏生まれの水は、同じ水ではありません。
これを月令を得ると言います。どの五行の強弱を見るときも、まず月令で気を得ているかを見ます。
身強か身弱か
「身」とは日干、つまり「わたし」です。八文字のうち自分を助けるものが多いか、削るものが多いかで身強身弱が決まります。
助けるのは二つ、我を生じる印星と我と同じ比劫。削るのは三つ、我が生じる食傷、我が剋す財、我を剋す官殺です。
大まかな判じ方は、印星と比劫の文字数が八文字の半分を超えるかどうか。月令も印か比なら重みを加えます。当サイトもこの算法で、結果に「身旺/身強/身弱/極身弱」と明記します。
用神 —— 命式の要
強弱が決まると用神、つまりその命式が最も必要とする五行が決まります。
- 身強は力が余っているので、洩らすか耗らす:財・官・食傷
- 身弱は力が足りないので、生じ扶ける:印・比劫
その組の中で、命式に最も欠けている五行を選びます。それが用神です。
用神が決まれば以降はすべてそれに従います。その日の干支が用神を助けるかどうかで点数が決まり、開運の色・方位・吉時も用神から取り、姓名五格の主五行も「用神を補うか」で判定されます。
一例
日干が辛(陰の金)、午月(真夏、火が旺)の生まれで、八文字に金が二つ、火が三つあるとします。火は金を剋し、季節も火 —— 身弱です。
身弱は扶けが要るので、候補は印(土。土は金を生じる)と比劫(金)。命式にはすでに金が二つ、土は一つもありません。よって用神は土。この方の開運色が杏色、吉方が中央、土の旺じる日が通りやすいのはそのためです。
すべて決まった手順ですので、ご自分の命式で辿れます。生年月日時を入力すると、日主・身強身弱・用神の三つが結果に出ます。